中央アフリカの物流

 中央アフリカ共和国は内陸国であるため物流に非常に困難を伴っている。 物流  物資の輸送は空路による方法以外にカメルーンのドアラ港までを陸路で結ぶ方法と,ウバンギ川とコンゴ川を利用してコンゴのブラザビルまでを水路で結ぶ方法がある。
 乾期にはウバンギ川の水位が低下するために、水路での輸送は雨期だけ可能である。このためバンギとドアラを結ぶ道路は非常に重要な意味があるが、中央アフリカ国内部分は全長約600kmの内300km程度が舗装されているに過ぎない。カメルーン側は約900kmの内、半分程度が舗装されている。
土道 未舗装部分はラテライト土道で雨期には含水比(土中の水分)が高くなり、降雨の度に通行止めにしている。また乾期には雨期に出来た横方向のクリークで車のハンドルが取られたりして、事故が絶えない。バンギから国境までの間で1週間に1回くらいの割合で事故が起きている。
事故  ドアラ・バンギ間は乾期には7日程度で走行できるが雨期には1か所掛かることもある。  このため食料品等はパリから空輸されることが多く,その分物価が高くなっている。野菜,果物,魚類の価格は特に高くそのほとんどが輸送費と言える。

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