工事内容

 当プロジェクトは国道3号線のラテライト土道の現道を舗装する工事である。
 ラテライトとは熱帯アフリカに多く存在する赤土色をした土で粘土質やシルト質から岩塊に至るまで色々な種類があり、その生成過程は諸説あるが、粘土質の物は水を加えると硬化して固まる性質がある。中央アフリカではほとんどの家屋がこのラテライトを固めた日干しレンガの壁に草葺き屋根である。
 このラテライトの粒度(土の粒子の大きさの分布を測る尺度)の良い物を使ってラテライト土道は作られる。

 工事は資機材の調達、輸送、に始まり仮設建物とアスファルト、コンクリート、クラッシングプラントの建設を行い、同時にクオリーの開発をする。

 そのあとの本工事の主な工種は切り盛り土工、舗装、暗渠とガードレール等の付帯工事である。

 道路が川やのクリークの上を通るところは横断暗渠を設置する。暗渠は大口径のコルゲートパイプを使い呑み口は石積みで保護する。

 切り盛り土工により路床とその上の15cmの路盤を作るが、全てラテライトを使う。
 路盤の上の舗装は良質のラテライトとセメント、水を混合してセメント安定処理し、15cm厚さで仕上げる。更にその表面を「2層式アスファルト表層工」と呼ばれる工法で保護をする。

 素堀側溝とガードレール等の付帯工事を行って引き渡しとなる。
横断図


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